AIは道具

エンジニ屋なんだから、人々が参考になるような技術的な事を記事にして書かねば…と思ってはいるが、なかなか始められないのは面倒くさいからだ(汗

どの切り口で書こうかな。。
まずは、私の顧客対象(小さな会社)が知りたがるであろう話から始めようか…
それだと、エンジニ屋の屋号にしては随分とチープな内容だと思われても残念だし。

そういえば、最近アチコチで良く聞かれるのは “AI” について。
先日初めて訪問した会社の社長(想像だと、おそらく年商5憶以下)は、こう言っていた。
「毎日AIという言葉を耳にするが、我々のような小さな会社には全く無縁だし、何の恩恵もない。そもそもITは金食い虫だ!先日もWindous10が切れる(2025年10月のサポート終了のこと)からといって、全部のパソコンを買い替えさせられて…。ヨソにどれくらいの金がかかっているのか聞くこともできないし…。そして基幹業務のサーバーに係る費用だけで、毎月50万以上かかっている!AIは何もしてくれないのに、新しい技術でこれ以上金がかかるのは、もうたまらん!」

若干言葉尻が違うかもしれないが、このような内容で怒り心頭だった。

田舎と都会ではいろんなことが違うし、同じくらいの売上の中小企業の社長でも、色んな人がいる。そしてこの社長は残念なことになっている。

このときまず思ったのは、この会社はどこかのIT関連の会社の食い物にされている。
本来は、このような事案は私の出番かもしれないが、ITを名乗る人間に対して不信感を抱いているようだったので、とりあえず聞くだけにしておいた。

最後に少しだけ話したのはAIの現状について。
既に安価で身近に存在し、それを早く取り入れるかどうかで、先々の着地点が変わってくる旨のことをお伝えしたら、社長は「ほっ、本当かっ?」と、目を白黒させていた。
まあ、この会社がいまやることは、それではない。

「AIはいろんな職業を奪う」とか、そんな記事が目に入ってしまうので、AIを良く知らない人にとっては混乱するのだ。
AIが自分の商域に悪い影響を及ぼすかもしれないと怯える前に、正しい形で経営することを心掛けてほしい。自分が苦労して築いた会社の社長に、この言葉を投げかけることはできない。しかしそれに気付いてもらうことはできるかもしれない。
中小企業を助けるために始めた事業だが、1人の人に理解してもらうだけでも長い道のりだ。

最後に、AIに画像を作らせてみた。
指示は次のように出してみた。
「AIが奪う職業と、逆に発展する職業の画像」

なんじゃこりゃ(笑

この画像にはライセンスが発生しない。
人間にこのような画像を書かせると、費用がかかり、知的財産権も発生する。
てことは、このような画像を頼まれて描いていた人は、すぐに仕事が減ってくることはわかる。

AIは人間のために作られたが、人間のためにならないことも同時に発生する。
しかし、どう考えても利便性があるほうに分がある。

いまオフィスでチマチマ書類を作っている皆々様。
AIでできることはAIにやらせたほうが良い。
しかし!
本業を見極めてください。
あなたの本業は、AIを使いこなせるようになることではない。