悪とは

寝る前にiPadで、映画とかドラマとか、何かを見る習慣がある。
元々映画が好きで、若い頃は深夜に放送していた映画を録画して、休日に見ていた。
現在はサブスクで毎月定額を支払っているので、何か見ないと損だ。
しかし本当は寝る前のこういう習慣は良くないらしい。
眠れない原因になり得るそうだ。
確かにそれは経験済みで、どんなに内容が気になっても、寝るタイミングが来たら寝なければ目がさえてエライことになってしまう。
「寝るタイミング」とは?
眠くなった時だ(笑

さて。
サブスクでワンピースのアニメを1話から見ている。
当然ながらそのうち公開されているところまできて、しばらく見られなくなる。
この間、映画を見たりしながら数か月間過ごして、また続きを見始める。
そしてまた追いつくので、別の何かを見て過ごす。この繰り返し。

このワンピースの休息の間に、「キングダム」というアニメをすすめられたので見た。
これが案外面白くて、シーズン5まで一気に見てしまった。
シーズン5とは、現在公開されているところの末だ。
ワンピースと同じように、これもしばらくの休息に入った。

そして今度は、前に見た「進撃の巨人」をもう一度最初から見始めた。
すると、案外ストーリーを忘れていることに気付いた。
見ていても、続きが気になってしょうがない(笑
私の頭の程度も老朽化してきた証拠だ。

ふとこんなことを思った。
だいたいどのような映画も、漫画もアニメも、人の悪い部分を「悪」としている。当たり前のことを言っているが、具体的には
【悪】
・自分さえよければという考え
・人を傷つける
・権力を利用する
・金にものを言わす
など。

このようなものに対して立ち向かうのが主人公たちだ。
人の悪い部分を描き、それに立ち向かう。

さて現実で考えてみよう。
実際に、さきほど悪と書いた部分を行う人間は、とても多く存在している。身近な人に思い当たる人がいるはずだ。
政治家、先生、社長や上司、地主、亭主、などなど…知らんけど(笑

もちろん自分自身も悪いことをしてしまうことはあるが、これはここでは「過ち」として処理することにしよう。
すると、自分自身が悪であると思っている人は居ないのでは?
自分から見てその人が「悪」でも、その人から見ての自分自身は「悪」ではない。

そして、「何が悪いのだ!弱いやつが悪いのだ!悔しければ強くなればいい!」
と思う人がいても不思議ではない。
それぞれ育った環境や生きてきた環境、経験してきたこと、みんな違う。
私は映画を見て悪いやつは負ければよいと思うが、たとえば、この文明の発達した現代に戦争をしているアノ国の大統領は、さてどう思うのであろう??
国民は貧乏なのにひとり私腹を肥やしているあの大統領。
私から見れば悪の権化にしか見えないのだが、本人はどう思っているのか?

程度は違えど、人はそれぞれ悪いことをしながら生きている。
駐車場から幹線に出てくる車を入れてあげないおばさん、タバコをポイ捨てするオッサン、犬の散歩で糞を放置していく兄ちゃん、ウラ金を作る政治家。人間に向かってミサイルをぶち込む事とは比較できないが、人間なんだからなんらかの汚れは仕方ない。

私も今日、スーパーマーケットの人のいない通路を探して、こっそり放屁した。
これは過ちの範囲で処理してよい(笑

てまえみそ

部下が頭が悪すぎると知り合いが嘆いていた。
なんでこんな常識的な事もわからないのか!ちょっと考えればわかるはずなのに!(怒

よく話を聞いてみると、そんなに高級なことを要求していない。
しかし、同じことを何度も間違えるようだ。
大阪にいたころ、「アホ過ぎるにもほどがある」と言って怒っていた人がいたが、その様子のそのままである。

今回嘆いている上司は手を変え品を変え、色々と試して教えてきたが、全く覚えないと言う。
ここだけ聞くと白痴のように聞こえるが、対象の部下は洋服を着ることもできるし信号を守ることもできる。

今の本人がなぜ学習できないのか、覚えが悪いのか理由はわからないが、明らかな間違いが1つある。
それは、仕事を覚えさせることで進めようとしていることだ。

例えば、営業のAさんは間違いが少ないがBさんはよく間違えるので、Bさんの担当顧客からは時々請求金額が間違っているとクレームが入る。ということがあった場合、Aさんは当然素晴らしいがBさんが特別悪いわけではない。
悪いのは仕組みだ!人は間違えるのである。
この会社は、請求金額が間違っていても請求書が顧客に届いてしまう仕組み自体が悪い。

と言うように、今回嘆いている上司は、その仕組みを見直すことが最優先だ。
人の経験によって熟練させていく「職人」のような仕事ならば仕方ないが、そうではないのなら仕組みを見直せば今より随分とマシになるはずだ。

デキる人は、経験が無い業界の仕事に就いても、すぐに結果を出す。
これは器用不器用の話ではなく、本質を見抜いて仕組みづくりができるという事だ。
このことに気付いてない人は、世の中のほとんどを占めていると感じている。

さて、人の経験は無駄なのか?
そうではない。経験でそれに係る時間はどんどん短縮される。
重要なことは、その経験はデータで保管するという事だ。
データというと、時間とか金額とか数字をイメージするが、それだけではない。
文字で良いのだ。

例えば技術情報とか、失敗事例とか、連絡書などでもよい。
これらが正しく保管されていれば、このナレッジは会社の財産だ。
この財産は、これまでは人が探してそれを学習したが、今はAIの時代である。
AIが日々蓄積されるデータを学習していけば、自社のとても賢いシンクタンクになる。
そして、実はこの仕組みづくりには、金はかからない。

こういうことを推し進めるのが、社内SEだ!

と、手前みそ的な事を吠えたところで、締めくくろう(笑

AI検索で

AI関連の記事を見る機会が増えた。
一般peopleは考えもしてないことを、AI開発者が進めている。
マジで人の仕事は減っていく。当然ながら、まだまだ減らない仕事もあるが…

OpenAIによるAI検索が、Googleによるキーワード検索の歴史を終わらせようとしている。
これまでのキーワード検索だと、目的にたどり着くためにどんなキーワードを入力するのかを人間が考える。例えば、犬が食べても良い野菜を調べたい場合「犬 食べられる 野菜」と検索すれば、食べても良い野菜が出ているサイトが候補としていくつか出てくる。それぞれのサイトを訪れてみて、今から食べさせようと考えている野菜を探したり、省いたり。

MIcrosoftのCopilotに次のように聞いてみた(CopilotはブラウザーのEdgeに組み込み)。

「犬が食べても良い野菜を教えて」

結果はこうだ!


犬が食べても良い野菜には、いくつかの種類があります。ただし、与える際には適量を守り、犬の健康状態を考慮することが重要です。以下は、一般的に犬が食べても安全とされている野菜です:

  1. にんじん – 生でも茹でてもOK。細かく切るかすりおろして与えてください。
  2. かぼちゃ – 茹でて柔らかくしてから、種を取り除いて与えます。
  3. さつまいも – 茹でて柔らかくしてから与えます。砂糖やバターは加えないように注意。
  4. ブロッコリー – 茹でて柔らかくしてから与えますが、量は少なめに。
  5. ほうれん草 – 茹でて柔らかくしてから与えます。鉄分が豊富です。
  6. きゅうり – 生で与えることができます。水分補給に良いです。
  7. キャベツ – 細かく切って茹でるか、生で少量与えてもOK。
  8. ズッキーニ – 茹でて柔らかくしてから与えます。

与える前には必ず、小さく切って消化しやすくすることがポイントです。また、初めて与える野菜は少量から始め、アレルギー反応がないか確認してください。


このように人は質問をするだけで、直接結果が得られる。
そして、続いて次の質問してみた。

「ありがとう。では、食べさせてはいけない野菜は?」

結果は、


犬に食べさせてはいけない野菜もいくつかあります。これらは健康に悪影響を及ぼす可能性があるので、避けるべきです:

  1. 玉ねぎ – 生でも調理しても、玉ねぎは犬にとって有害です。貧血を引き起こす可能性があります。
  2. にんにく – 玉ねぎと同様に、にんにくも貧血を引き起こす可能性があり、避けるべきです。
  3. ネギ類(長ネギ、ニラなど) – 玉ねぎとにんにくと同じく、有害な成分を含んでいます。
  4. アボカド – アボカドにはペルシンという物質が含まれており、犬にとって毒性があります。
  5. トマトの葉と茎 – トマト自体は少量なら問題ありませんが、葉と茎にはソラニンという有害な物質が含まれています。
  6. 生のジャガイモ – 特に芽や皮にはソラニンが含まれており、有害です。調理したものは少量なら大丈夫です。
  7. キノコ類 – 一部のキノコは犬にとって毒性があるため、避けるのが無難です。

これらの野菜を避けることで、愛犬の健康を守ることができます。他に知りたいことがあれば、どうぞ!


ここで驚いてほしいのは、先ほどの会話とつながっていることだ。
2回目の質問には「犬」とは書いていない。しかし犬に食べさせてはいけない食べ物のことを聞かれたと正しく認識している。
ChatGPTは文字通り「会話」がベースになるため、人が考える部分が少なくて良い。
そしてこのMicrosoftCopilotは、エンジンはChatGPT-4がベースになっている。

また、現在のところ、この検索結果には広告が連動してない。
人がこれを多用しはじめると、当然ながら広告主も広告媒体も大打撃だ!

まだ解決し掛ければならない部分も孕んでいるものの、ChatGPTが、今後世の中を変えていくことは間違いがない。
人が行ってきた仕事は、随分とAIに置き換わっていく。

便利になっていく半面、困る人もいる。
困る人は今のうちに色々と勉強すればよい。

そういえば、昔こんなことがあった。
12年ほど前、小さな畑を借りて、休日は野菜作りに励んでいたころがある。
そのとき貸主の農家のお爺さん(12年位前に75歳くらいだったかな…まだ現役でおられるか…)が私に、ノウハウを色々と伝授してくれた。
顔も手も真っ黒で泥だらけの、どこから見ても年季の入ったしわくちゃの爺さん農夫、私に話す内容が専門性があって学問的なので、「なんでそんなに難しいことをご存じなのか」聞いてみた。
すると爺さんは、「農大でいちおう全ての事は学んでいるからなぁ(笑)」と言ったとき、私は震撼した。
「ガーン (◎_◎;)」
片田舎の農家でも、大学で専門的な事を学んだ上で農業を行っているのだ。。。
見た目で勝手に判断していた私は、恥ずかしくなった。
私が見よう見まねで野菜など作ったところで、しょせん素人の趣味だ…
恥ずかしい私は、このあと随分と色々とお勉強したが、仕事の都合で3年ほどで畑をお返ししたため、そのお勉強は現在まで続いていない(汗

余談が長くなって何が言いたかったのかわかりづらくなってしまった…
今の仕事やこれからのあなたの未来がAIに侵食される可能性があるのかどうか?
まずはよく考えてみよう。
AIは人の仕事を減らすかもしれないが、便利であることに変わりはない。