阿蘇の山奥に両親の里がある。
ここにはもう誰も住んでないが、家や墓があるので時々メンテナンスに通っている。
最近ではアチコチ木が大きくなって、行くたびに木ばかり切っているが、ちょっと怠けていると自分では切れないほどの大きさになってしまう。
山の木は、勝手に生えてきて勝手に成長するから、知らないうちに木が生えていて景色に溶け込んでいるので始末が悪い。気付いた時には大木にということがある。
墓の横の勝手に生えたクヌギの木が大きくなっているので、ハシゴを掛けて上のほうの枝を落として行かないと…と思っているうちに、自分では手に負えない大きさになってしまった。
上のほうが電線にかかっているので、NTTか九州電力か…どこかに電話して切ってもらおうか、それとも業者に切ってもらうか頭を抱えていたのが今年の夏。
昨日、携帯電話に未登録に着信が。
出ると、九州電力の人だった。
ウチの墓の近くの電柱が台風で倒れたので、電線を引き直す作業をするという。
このとき、例のクヌギの木と周りの竹が邪魔になるので、少々切っても良いか?という連絡だった。
!!!!!
なんという事でしょう!こんな偶然あるのかっ!
私は電話で、
「そのクヌギは上のほうが電線にかかっていたので切ろうと思っていました。しかし今切ろうとしているのなら、少々ではなく下からバッサリ切り倒してください。切った木はシイタケの原木になるので、墓の横に放り投げといてください!周りの竹も、すきなだけバッサリ切りまくってくださーい♪」
と伝えると、快く引き受けてくださり電話を切った。
宝くじにでも当たった気分だ。
次に阿蘇に行くのは11月頃だが、そのときは、今回切ってもらったクヌギがあるので、シイタケの栽培用に適当な大きさに切りそろえて来年に備えることが出来る。
憂い事が去り、楽しみが増えた。
また昨日は新しいお客様と打ち合わせがあり、とても人柄の良さそうな方だったので仕事面でも幸運だった。
この幸運はいつまで続くのかっ!
幸運は、努力とは関係がないため、ナンボでも来てほしい。
今日これからが、とても楽しみだ。